夏井いつき 17音の旅 第4回

今日の一句

2021年1月18日(月) 季語「吹雪ふぶき」/晩冬

北原白秋(きたはら・はくしゅう) 1885年〜1942年、詩人・歌人。

 季語「吹雪ふぶき」は、「雪」とは別の項目として立てられている。古い歳時記には「雪風相まじはるを集吹ふぶきといふ」との記述も。
 銀座通り沿いに85基のとうともったのは明治7年。全盛期の大正6年には、5700基以上の瓦斯灯が東京を照らしていたという。瓦斯燈のオレンジ色の火は降る雪をかがやかす。ましてや吹雪ともなれば、街全体がかがやくかのように見えるのだ。ある時代の光景を映像として再生させる作品だ。

※古い歳時記=きょくていきんはいかいさいしおりぐさ

About the author

1957年、愛媛県生まれ。中学校国語教諭の後、俳人へ転身。藍生俳句会会員。「第8回俳壇賞」受賞。創作活動に加え、俳句集団「いつき組」組長として、俳句の授業「句会ライブ」、全国高等学校俳句選手権「俳句甲子園」の創設にも携わるなど幅広く活動中。TBS系「プレバト!!」俳句コーナー出演などテレビ・ラジオにも出演多数。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」、朝日新聞愛媛俳壇、愛媛新聞日曜版小中学生俳句欄、各選者。2015年より初代俳都松山大使。

『句集 伊月集 龍』(朝日出版社)、『「月」の歳時記』(世界文化社)、『季語道場』(NHK出版)、『おウチde俳句』(朝日出版社)など著書多数。