夏井いつき 17音の旅 第66回

今日の一句

8月23日(月) 季語「残暑」/初秋

「どこまでが仕事」というは、案外奥行が深い。出張のついでに観光してくるとか美味しいものを食べてくるとか、そういう役得を思う人もいるだろう。俳人であれば、仕事で訪れた地で出会う人々も出来事も全てが俳句のタネ。仕事というよりは吟行になっているのかもしれない。逆に、最初は仕事だったのだが、今となっては損得を超え関わり合ってしまっている状況と読めなくもない。いずれにしても大阪は、例年以上の残暑で迎えてくれているのだ。

About the author

1957年、愛媛県生まれ。中学校国語教諭の後、俳人へ転身。藍生俳句会会員。「第8回俳壇賞」受賞。創作活動に加え、俳句集団「いつき組」組長として、俳句の授業「句会ライブ」、全国高等学校俳句選手権「俳句甲子園」の創設にも携わるなど幅広く活動中。TBS系「プレバト!!」俳句コーナー出演などテレビ・ラジオにも出演多数。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」、朝日新聞愛媛俳壇、愛媛新聞日曜版小中学生俳句欄、各選者。2015年より初代俳都松山大使。

『句集 伊月集 龍』(朝日出版社)、『「月」の歳時記』(世界文化社)、『季語道場』(NHK出版)、『おウチde俳句』(朝日出版社)など著書多数。