悟空出版では、ご存知、2021年(1月~12月)から「ごくうweb」で『17音の旅』を連載いただいていた夏井いつきさんの著書『夏井いつき、俳句を旅する』(発行元:悟空出版、価格:1,650円)を、4月1日から、全国の書店とネット書店で販売します。
『夏井いつき、俳句を旅する』は、MBSテレビ制作のテレビ番組「プレバト!!」の俳句コーナーでお馴染みの俳人である夏井いつきが、四季折々、江戸時代の俳人から現代を生きる市井の俳人による俳句を読み解いた、鑑賞文集です。
「プレバト!!」の”辛口先生”としても人気ですが、本書は2021年(1月~12月)、コロナ禍、四季折々に心の赴くままに選んだ俳句の鑑賞を綴ったもの。ジョルダン「乗換案内」から連携して「ごくうweb」で『17音の旅』の連載を加筆・再編集。エッセイの趣で読むことのできる、気軽に手に取れる書籍となりました。
俳句には、作る楽しみと読み解く楽しみの、二つの楽しみ方があります。本書では、芭蕉・蕪村・一茶・子規・虚子ら有名俳人の他、鷗外・賢治ら文豪の俳句や、3才を最年少とした市井の俳人の俳句など全107句を収録し、一句一句を丁寧に読み解きます。
江戸や明治のよく知られた名句から、令和を生きるちまたの知られざる俳人の句まで、バラエティ―豊かな俳句が並びます。また、巻末には、初心者にも分かりやすい「季語解説」を掲載しています。本編と合わせて読むことで、俳句の世界がさらに深まります。
本書は、季節の流れの中で、1ページごとに色合いを変えていく俳句と鑑賞文の旅を、オールカラーの本文で再現しています。そこには、名句や、現代的な俳句であるといった枠にはとらわれない、十七音の奥に内包された、想像以上の世界が待っています。
挿画は和田治男、デザインは朱猫堂による装丁で、持ち運びしやすい四六判サイズです。
お手元において、四季の移ろいとともに楽しむのはもちろん、お友達や大切な方へのちょっとしたプレゼントにも最適です。
俳句を作る楽しみはすでに手に入れたという人も、自分で作るよりも俳句の鑑賞に興味があるという人も、本書の旅で、俳句を読み解く楽しみを手に入れて、新しい俳句の扉を開いてみませんか。
【Pick up!:新刊本】
『夏井いつき、俳句を旅する』
著者:夏井いつき
四六変型(180×120×12ミリ)
148ページ・オールカラー
税込定価:1,650円(本体:1,500円+税)
ISBN:978-4-908117-79-4
※電子版も同時発売
装丁:坂川朱音(朱猫堂)
装画/挿画:和田治男(立体イラスト)
◆Pickupページ
▲目次にも和田治男の立体イラスト(花)。巻末にはやさしい季語解説。3才児 の俳句も収録
著者紹介
夏井いつき
<略歴> 1957年生まれ。松山市在住。
8年間の中学校国語教諭の後、俳人へ転身。帝塚山学院大学リベラル・アーツ学部客員教授。「第8回俳壇賞」受賞。俳句集団「いつき組」組長。
創作活動に加え、俳句の授業「句会ライブ」、「俳句甲子園」の創設にも携わるなど幅広く活動中。TBS系「プレバト!!」俳句コーナー出演などテレビラジオでも活躍。松山市公式俳句サイト「俳句ポスト365」、朝日新聞四国俳壇、愛媛新聞日曜版小中学生俳句欄、各選者。2015年より初代俳都松山大使。
2018年第44回放送文化基金賞(個人)、2019年テレビ愛媛賞、2021年第72回日本放送協会放送文化賞、第4回種田山頭火賞授賞。
句集『伊月集 龍』、『伊月集 梟』、『伊月集 鶴』、『おウチde俳句』(いずれも朝日出版社)、『世界一わかりやすい俳句の授業』、『世界一わかりやすい俳句鑑賞の授業』(ともにPHP研究所)、『食卓で読む 一句、二句。お腹がぐぅ~と鳴る、17音の物語 』(ワニブックス)、『2022年版夏井いつきの365日季語手帖』(レゾンクリエイト)など著書多数。